概要
名称:「第2回 BINARYSTAR月例セミナー」
テーマ:「今年、ブロックチェーンで業務をどこまで変えられるか」
開催日時:2019年3月27日(水)
場所:BINARYSTAR株式会社 中央区銀座1丁目8-19キラリトギンザ11F
登壇者:
赤羽 雄二(BINARYSTAR株式会社 アドバイザー・インキュベーションマネージャー)
手塚 満(株式会社CTIA CEO)
平山 毅(日本IBM株式会社 部長 コンサルティング・アーキテクト)
(※敬称略)
今回は、東京、銀座、BINARYSTAR社で開催された「第2回 BINARYSTAR月例セミナー」に参加してまいりましたので、そのことをお伝えしたいと思います。
セミナーの構成は、3人の登壇者の一人ひとりの講演、3人の登壇者によるパネルディスカッション、最後に登壇者と参加者による懇親会が行われました。
<目的>
このセミナーに参加した目的は、自分のブロビズ勉強会の目的である、「ブロックチェーンをビジネスに活用するための活動」とセミナーのテーマ「今年、ブロックチェーンで業務をどこまで変えられるか」が近いため、ビジネスに活用するためのイメージを掴むために参加させて頂きました。
<学んだこと>
- 55の企業情報システムのブロックチェーンによる貢献分野とインパクト(金銭的価値)、緊急度(スピード)、ビジネスのどのような業務にどのように活用できるのかのイメージをつかむことができた。
- ブロックチェーンを自社に導入しようとしたときには、「人」という問題がでてくるということ。(あくまで私の主観ですが、新しいことを取り入れていく時、「人」という問題は、いつの時代も変わらなく存在することを感じます。 )
- 海外の事例を活用することは、すぐにでもできる。
- 仕組みを作るのか、作ったものに乗っかったビジネスにするか。
- 自分ではなんとなく理解したつもりになっていた専門用語の数々(※自分の言葉で説明できるようになることが大事。)
- おおまかにブロックチェーンの活用に有効な分野・産業の状態について。
<所感など>
登壇者の赤羽さんに講演頂いた、55の企業情報システムの分類例(ブロックチェーンによる貢献分野)の表について、すでに既知であった範囲で、1例をあげて説明させて頂くと、物流システムでは、ブロックチェーンを活用して、トレーサビリティーを向上させることがあげられます。
トレーサビリティとは、食品や製品が、いつ、どこで、だれによってつくられ、原材料の調達から生産、流通、消費までトレース(追跡)可能な状態にすることです。安全意識の向上から重要度が増しています。
トレース(追跡)できる状態にするためにはデータを保存しておく必要があるのですが、従来のデータベースだと「改ざん」という問題が発生してしまいます。改ざん、、たとえば、「生産地偽装」という問題です。
ところが、トレーサビリティをブロックチェーンで実装すると、ブロックチェーンというのは、データの改ざんが不可能というの特徴があるため、生産地偽装という問題を防ぐことができるのです。
ブロックチェーンを使えことで、消費者は信頼性の高いトレース情報をもとに商品を購入することができ、生産者は、商品の品質を保証するということができます。
今回、セミナーのいたるところで、他のイベントや本、セミナーで学んだ具体的な事例が自分の頭の中に浮かんできたことは複数セミナーに参加することの相乗効果を感じることができました。
講演以外に、BINARYSTAR月例セミナーでは、講演後の懇親会で、軽食をしながら、登壇者と参加者、参加者同士が名刺交換や話をする機会があります。これは、参加者にとって、とても有益なことです。懇親会の席は、ビジネスの場でもあり、いかに自分の価値を伝えられるか、相手の価値を知りビジネスに繋げられるのか、重要な要素となります。懇親会の際に、BINARYSTARの池上さんから、「進捗はどう?」と聞かれ、あまり進んでいないジレンマがある一方でおおいな反省を心に抱きました。同時に大きな刺激を受けることができました。
今回は、都合上、夜勤明けでそのまま新幹線に飛び込み、東京に直行しての参加となりました。私にとっては、ハードなスケジュールでしたが、得られた内容を考えると、価値あるセミナーであったと言えます。
BINARYSTAR月例セミナーは毎月1回開催されており、来月も参加予定でいます。興味ある方は、是非、BINARYSTAR月例セミナーへ参加することをお勧めします。また、「ブロックチェーン」に興味のある方、是非、「ブロビズ勉強会」へご連絡くださいね。
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