株のトレードをやったことのある方なら、貸株という制度をご存じの方もお見えかと思います。 それと同じように、仮想通貨の取引所にも、貸仮想通貨(レンディング)というサービスがあります。
私は株取を始めたばかりの引初心者のころ、保有している株を貸し出すことで利息が得られるサービスを知らずにいましたので、後から知って、損した気分になりました。最初から知っていたら、わずかながらでもインカムゲインが得られたからです。
ですから、今回は、初心者向の方に、保有している仮想通貨を貸し出すことで利息を得ることができるサービスがあることを知って頂きたいと思い記事を書いていきます。
これを読むことで、あなたは、仮想通貨取引所の貸仮想通貨(レンディング)サービスについて理解することができます。 そして、仮想通貨取引所の貸仮想通貨(レンディング)サービスをすることで、ちょっとした、インカムゲインが得られるようになりますよ。
貸仮想通貨(レンディング)サービスの仕組み
貸仮想通貨(レンディング)サービスは、ある一定期間、取引所が、仮想通貨の所有者に対して所有している仮想通貨を借り受け、その対価としてあらかじめ決めてあった利息を支払うサービスのことをいいます。
取引所は、みんなから借りた仮想通貨を、機関投資家などの仮想通貨を借りたい人や組織にさらに高い金利で貸付をおこなうことで利益を得ています。
通常、取引所は、あらかじめ貸出期間(30日や60日など)と支払う年利、募集量を提示して、仮想通貨を貸出したい人を募集します。募集を見て応募した人は、貸出期間の終了時に、募集時の年利を仮想通貨で得られるという訳です。
※注)募集量が決まっているので常に募集しているという訳ではありません。
貸仮想通貨(レンディング)サービスのメリットとデメリット
持っている仮想通貨を貸し出すだけで、利息が得られる貸仮想通貨(レンディング)サービスですが、デメリットもあります。 メリットとデメリットをしっかり把握していきましょう。
貸仮想通貨(レンディング)サービスのメリット
1つめのメリットは、手間がかからないことです。
仮想通貨のトレードで利益を出そうとなると、情報収集、市場の分析と手間が、ひと手間も、ふた手間も必要になりますが、
貸仮想通貨(レンディング)は、取引所の募集内容を確認して申し込むだけで完了します。
あとは一定期間が過ぎると、募集時の条件内容のインカムゲインが得られます。
2つめのメリットは、利率は、銀行の利率と比べ物にならないくらいに高いということです。
貸仮想通貨(レンディング)は、銀行の預金金利よりくらべものにならないくらいに高く設定されています。
比較すると、ざっとこんな感じです。
銀行の普通預金の年率:0.001%〜0.2%
仮想通貨のレンディングの年利:1~5%
※通貨の種類や貸し出す期間によって年利が異なりますが、一般的には、貸出し期間が長ければ長いほど年利が高くなります。
3つめのメリットは、取引所相手の貸し出しなので、貸し倒れになるリスクは極めて低いということです。
取引所が仲介するため、不正が起こりにくく、個人間取引に比べて、貸し倒れになるリスクがきわめて低いと言えます。貸し手、借り手の双方にとって安心できる仕組みといえます。
貸仮想通貨(レンディング)サービスのデメリット
いいことづくめに聞こえる、貸仮想通貨(レンディング)サービスですが、デメリットについても確認していきましょう。
デメリットは、貸出期間中は、仮想通貨の売却と送金が行えないことによる価格変動リスクがあげられます。
仮想通貨の貸出期間中は、仮想通貨を自由に引き出したり、送金することができません。
たとえば、、、貸出中に20%暴落したということが仮に発生したときには、すぐに引き出せないというリスクがあります。
仮想通貨(レンディング)サービスを行っている国内の取引所
貸仮想通貨(レンディング)サービスの仕組みや特徴が理解できたところで、実際に、貸仮想通貨(レンディング)サービスを行っている国内の取引所を具体的に見ていきましょう!
コインチェック
コインチェックのレンディングサービス、レンディング期間と年利は、次の通りです。
14日:1%、30日:2%、90日:3%、180日:4%、365日:5%
最低貸出量は、10万円相当額
ビットバンク
ビットバンクのレンディングサービス、レンディング期間と年利は、次の通りです。
1年:1%、 最低貸出量は、1BTC~5BTC未満
1年:2%、 最低貸出量は、5BTC~10BTC未満
1年:3%、 最低貸出量は、10BTC~50BTC未満
見方は、たとえていうと、1年間、6BTCを貸出してくれる方には、年利2%の利息を払いますよ。という意味です。
BITMAX
BITMAXのレンディングサービス、レンディング期間と年利は、次の通りです。
<BTCの場合>
ロック期間は無し:2.9%、 最低貸出量は、0.1BTC
<LNの場合>
30日:8%、 最低貸出量は、10LN
60日:10%、 最低貸出量は、10LN
90日:12%、 最低貸出量は、10LN
SBI VCトレード
SBI VCトレードのレンディングサービス、レンディング期間と年利は、次の通りです。
<BTCの場合>
84日:年率1%、最低貸出量:0.1BTC
<XRPの場合>
84日:年率0.1%、最低貸出量:1000BTC
ビットポイント
ビットポイントのレンディングサービス、レンディング期間と年利は、募集毎に固定で、最低貸出量も募集毎に決定しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
貸仮想通貨(レンディング)サービスの仕組みや特徴など理解できたと思います。
たとえば、長期投資を行うのであれば、貸仮想通貨(レンディング)サービスを活用することでインカムゲインを受け取ることができますよね。
まずは、仮想通貨取引所を開設、そしてトレードで得た仮想通貨は、レンディングしてみては、いかがでしょうか。
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